• 横浜市西区 A様邸
• 中古住宅　築47年　平屋
• 全面リフォーム
• 2011年7月竣工
• コンセプト

こちらのNAGAYAはP'sショールームから歩いて5分ほど、ご近所にお住まいのA様ご夫婦が貸し出されていた長屋でした。お風呂なしの小さな2世帯を1つにつなげて、全面リフォーム。「安心して住むことが出来る住まいにしたい、でも、ただのリフォームじゃつまらない。」「アルミサッシの窓は、お掃除も楽だし気密性もあってピタッとしまるけど、やっぱり木の窓の風合い・ぬくもりが好き。」今現在、築90年くらいの平屋に住んでいらっしゃるA様ご夫婦のお言葉に、とてもわくわく、胸が騒いだのは去年の9月でした。
構想約半年。大掛かりな解体工事からスタートし、完成まで約3ヶ月間かかりました。家の足元から補強し、断熱材も新しく入れて、屋根材もすべて葺き替え。東日本大震災の影響で建材関係の納期が遅れたりもしましたが、無事に完成しました。
A様は、ピーズサプライ創業当時に、オリジナルの本棚をご購入いただいたOBのお客様。その本棚に再会できた時、このピーズサプライにも歴史が出来ているんだな、と感激しました。 ちょっと変わったもの？を集めるのがお好きだったり、兎年生まれだったり・・・何かとご縁を感じるA様と、とても気さくなご家族の皆様、どんな住まいに色づけされるか・・・楽しみです！！

外壁材は断熱性に優れた金属サイディングです。
窓の上の庇（ひさし）は既存のまま生かし、ホワイトにベタ塗りしました。
玄関上の庇もデザインを揃えて、木で作り直しました。

室内の建具は、元々この長屋で使われていた外部用の木の建具を再利用しました。
この味わい。一度水で洗い出し、納得のいく表情になるまでブラシで磨いてからオイルを塗りました。

リビング側は勾配天井にし、思い切って梁をあらわしにしました。
小窓のある壁の向こう側はトイレになっています。

設備機器はごくごくシンプルに。白とナチュラルな木の色をベースにまとめました。

日当たりと風通しを意識しながら、窓の配置と間取りを工夫しました。
壁と天井はすべて施主様施工の珪藻土仕上げ。
床はロッジポールパインの無垢フローリングです。

ドアの上の明かり取りの窓も、元々この長屋にあったもの。 間取りも設備も外観も内装も、すべて新しくしましたが、所々以前の佇まいを感じることが出来る家が完成しました。