水廻りの位置は変えず、リビングダイニングスペースと個室の位置を逆転させた、マンションの全面リフォームです。
施工前の間取りは、一般的な普通の間取りでした。
玄関を開けると廊下があり、両サイドに洋室が並び、奥へ進んでいくと対面式のキッチンと、リビングダイニング、そして隣接した和室があるという感じです。
今回、水廻りの位置はそのままとし、既存の間仕切壁は全部解体しました。新しく間仕切壁を作ったのは、子供部屋のみ。
「104」とは、ただ新しいだけではない、どこか遊び心のあったりどこか懐かしかったりと、その人にとって居心地のよい空間を取り入れるP's supply homesのコンセプトです。
玄関を開けるとすぐに明るいリビングキッチンが広がります。
リビング側からキッチンを見たところです。
床は、ポンデロッサパインの無垢フローリングを木目が見える程度のホワイトでペイントしました。
壁と天井は、珪藻土仕上げで、色はカスタードという色にしました。
手前に見える建具は、オリジナルで木製です。
チェッカーガラスをはめ込んであり、引き戸になっています。
キッチンは、YAMAHAのシステムキッチン+ピーズオリジナルのアイランドカウンターを設置しました。
ダイニング側から玄関とリビングスペースを見たところです。
既存のサッシの内側に、チェッカーガラスの木製窓を内付けしました。
全体的にイエローベースの色味で揃えた、優しい雰囲気です。
玄関の床は、テラコッタ調の磁器タイルを貼り、メンテナンスもしやすく。
玄関スペースを広くするために、靴箱は玄関には置かず、大容量のクロークを玄関脇に設置しています。
アウトドア用品など大きいものもたっぷりしまえます。
トイレと洗面所の間の間仕切壁を一部撤去し、残った袖壁にはチェッカーガラスをはめ込みました。
洗面器は、角型の壁掛けタイプのものにして、コストダウン。
モザイクタイル柄のビニールクロスをはり、少しポップで、でも清潔感のあるサニタリースペースになりました。
今回のリフォームは、すべてお客様のプランニングによるもの。
ここはこうしたい、という具体的なご要望が最初からあり、お客様の頭の中では工事着工前から、リフォームは完成していたことでしょう。。。
素材選びや全体のバランス、細かい部分など、ご提案させていただきましたが、「これは違う」「これはいい!」と毎回ハッキリとご指導いただいていたので、最大限、お客様のカラーが出るように頑張りました。